二階堂晃子詩集『揚げ雲雀』刊行しました!!

最新刊!!二階堂晃子詩集『揚げ雲雀』

静まり返ったところにひとつひとつ命が再び
刻む事実と思いは3.11をこえて毎年増える
故郷の空に雲雀は鳴き飛び
詩の心はそんたくせずに声をあげる
暮らし、人のつながり、平和、そして愛
福島から詩人が届ける切実な物語のぬくもり

 

こぼしてくれた本音に
わだかまり消えていく
近くなったあなたに私も本音を吐きました

受話器が伝えてます
「相談」ではないけれど 聴いてほしいのです
ふるさとを無くしたこの無念
「うん うん うん そうだよねー」と聴きました
(詩「こぼす」より)

 

二階堂 晃子(にかいどう てるこ)
1943年生まれ、福島在住。
既刊詩集
『悲しみの向こうに―ふるさと、双葉町を奪われて』
『音たてて幸せがくるように』
『見えない百の物語』
エッセイ集
『埋み火』
所属
日本詩人クラブ 福島県現代詩人会 いのちの籠

定価 2,200円(税込)