『若宮明彦詩集1985~2025』刊行しました!!

最新刊!!『若宮明彦詩集1985~2025』
鉱物が、漂着物が、自然界が、人類史が、心に語った
現代に長い地層と海流、その連続と断絶を見つめて
発掘し、探究し、打ち砕き、内省し、語る
鬼才・若宮明彦(1959~)の独自の詩世界
『掌の中の小石』『風が空を思うとき』『貝殻幻想』
『海のエスキス』『二十歳の君に吹く風は』『瑪瑙屋』
既刊詩集全篇と未収録作、計140篇を完全収録
かじかんだ手の赤い石
悔し涙で濡れた白い石
孤独な背中を押したみかげ石
石に支えられ五十年生きてきた
引っ込み思案で口下手で
オロオロした背中の少年
うつむいたまま地面を見よ
こんなに多くの小石が君の友なのだ
(詩「小石少年」より)
<若宮 明彦(わかみや あきひこ)>
本名 鈴木 明彦
1959年岐阜県瑞浪市生まれ、北海道札幌市在住。
北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。北海道教育大学名誉教授。
既刊詩集 『掌の中の小石』『風が空を思う時』『貝殻幻想』 『海のエスキス』『二十歳の君に吹く風は』『瑪瑙屋』
詩論集『北方抒情―亜寒帯の詩と思想』『波打ち際の詩想を歩く』
エッセイ集『石の花 石の夢』
受賞歴 北海道詩人協会賞(1998年) 札幌文化奨励賞(2012年) 北海道文化奨励賞(2017年) 日本詩歌句協会随筆評論大賞評論部門奨励賞(2021年) 北海道新聞文学賞詩部門佳作
所属 個人詩誌「Asgard」 詩誌「指名手配」「フラジャイル」 日本現代詩人会 日本詩人クラブ 北海道詩人協会
H氏賞選考委員、北海道詩人協会賞選考委員長、さっぽろ市民文芸選考委員、 北海道新聞日曜文芸「詩」選者、などを歴任
定価 2,200円(税込)