吹木文音詩集『浄闇の華』刊行しました!!

最新刊!!吹木文音詩集『浄闇の華』

時は止まってくれない
うたかたの感覚でいにしえびととつながる
激しい情念も世の夢も詩集の中では永遠だ
自らの切実な関係性を古典文学の流れに乗せて
命の花々が咲き乱れるここはどこだろう
ぬばたま現代詩人の鮮烈デビュー
物語が過去を未来の願いに変える

あの夜
どんなに近くに見えようと
パッと手が届きそうでも
眺めることしか許されぬ輝きが
この世にあると
私は 知った

(詩「静謐」より)

<吹木 文音(ふぶき あやね)>
1970年 仙台市生まれ、宇都宮市在住
國學院大學文学部文学科卒業
中学校教諭を経て現在に至る
栃木県現代詩人会 会員 、「馴鹿」「北方」「青い花」同人、 高村光太郎研究会 会員
「源氏物語」エッセイスト
宇都宮コミュニティFM「ミヤラジ」パーソナリティー出演

定価 2,200円(税込)