最新刊！！国見修二詩集『瞽女（ごぜ）－祈り』

旅を人生とした盲目の瞽女
地蔵の魂は瞽女に背負われ
風と光に向かい険しい峠をこえていく
詩はその中で生まれた雪の華の一片
命はみんな通じ合える
国見さんの詩の根源だ
　西舘好子（日本子守唄協会理事長）

瞽女　三味線かき鳴らした
瞽女唄　腹の底から沸き上がり
山の端まで届いた

野仏一緒に歌った
瞽女たち喜び
三味線一層かき鳴らした
（詩「夕焼け」より）

＜国見 修二（くにみ しゅうじ）＞
1954年新潟県西蒲原郡潟東村（現新潟市）生まれ、妙高市在住。上越教育大学大学院修了。
日本詩人クラブ会員　上越詩を読む会運営委員　新潟県現代詩人会会員
高田瞽女の文化を保存・発信する会理事
主な著書
詩集『鎧潟』『青海』『雪蛍』『瞽女歩く』『詩の12カ月』『剣道みちすがら』
言葉集『若者に贈る言葉―光の見つけ方』
その他 『越後郷愁―はさ木と雁木と瞽女さんと』『瞽女と七つの峠』『瞽女力入門』『瞽女と温泉』
詩画集『ふるさとの記憶―祈り』（画―渡部等） 『妙高池の平　詩の散歩』『生き物詩リーズ』

定価　2,200円（税込）