池田髙明詩集『可能が可能のままであったところへ』刊行しました!!

最新刊!!池田髙明集『可能が可能のままであったところへ』

語るべき時が来た
<胸苦しさに/吸い込まれていくじぶん>が
歳月を経て鮮明に書き記す在所の記憶と愛すべき人たち
少年の日の路地に紡がれた大切な心の情景、第1章
教師の日々に結ばれた熱い関係と夢の道、第2章
感慨と社会現実と幻想が一体となった渾身の詩集
そう、<まだ可能が 可能のままであったところへ>

ムラには数十戸があり
数百人は居た はずだが……
(中略)
棄てられた家々
ナカイと呼ばれた親戚の家も
イラクサに埋もれて
(ミンナ どこへ
行ったのだろう……)
(詩「こぶし」より)

池田髙明(いけだ・たかあき)
1949年山梨県生まれ。神奈川県にて教員を勤める。
既刊詩集『橋の下の猫やなぎ』
既刊共著・共編著 『城山町史6 通史編 近世』『甲斐国山中村高村家文書』第1集~第3集ほか
所属 日本詩人クラブ・横浜詩人会・山梨県詩人会(賛助会員)・詩誌「オオカミ」

定価 2,200円(税込)