塩路明子詩集『魔法の森』刊行しました!!

最新刊!!塩路明子詩集『魔法の森』

<私たちの闇夜は ほんとうは 現実の中
昼と夜の間に 佇む力。潜む力。>
そのように表現された世界は魔法の森
心の奥深くに吹く風が語り部を求めている
現代の色合いで画家詩人が描く本質の命の流れ

闇月夜に反する
あなたの激情を
トロンとした月に返そう
野辺の花が咲くころに
(詩「四行詩の十の種」より)

心の森など抽象画が得意な画家は詩人でもあります。
詩集としては45年ぶりの、満を持しての刊行。
生きてあることの心の小宇宙と関係性が、具象と抽象の絶妙なバランスで描かれた個性派の詩集。
そこには現代抒情や批評性やユーモア、生活感も盛り込まれていて、豊かな読後感があるでしょう。

<著者略歴>
塩路明子(しおじ あきこ)
1948年横浜生まれ、現在横須賀在住。
1977年 詩集『蜜蠟』柴岡明子(自作銅版画挿絵入り)
1982年 フィナール詩と造形展 入賞(柴岡江理・ペンネーム)
1998年 『芝丘利夫 抒情葉書作品集』上梓(本名・柴岡利夫=父)
横浜詩人会会員、詩誌「ぱれっと」同人
画歴
2003年より主に東京銀座にて、個展、グループ展多数。
2019年 ARTOLYMPIA2019 審査員特別賞 (遠藤彰子賞)
*2012月10月~2017年7月 ギャラリー時舟開設(横須賀 浦賀)

定価2,200円(税込)