佐々木淑子詩集『道は粒子となって』刊行しました!!

最新刊!!佐々木淑子詩集『道は粒子となって』

秋谷や鎌倉の人の世と異界の古道を歩くと
いのちの宇宙と夢の時空が内側深く迫ってくる
広島や沖縄やウクライナの現実の道を感じると
死者が生者のただなかに顔をもって佇んでいる
心の道のりは遠く近く、存在そのものの声で
大切な詩の時間がこちら側をそっと手招きする

そして
夜明けと共に
それらはすべて
霧となって漂い
露となってとまり
気圏と大地を湿らせ
生命は虹色の光を浴びる

その時
愛がほとばしる
(詩「お眠りなさいな 夜は」より)

<佐々木淑子(ささき としこ)>
岡山県生まれ、神奈川県鎌倉市在住。
10代より詩を、20代前後より戯曲、小説を書き始める。
現在は現代詩を機軸として、詩、作詞、脚本、小説とジャンルを超えて執筆。
宮澤賢治作品の他、現代詩全般を吉田文憲氏に学ぶ。
既刊詩集『母の腕物語』『未生MIU』
小説『サラサとルルジ第1部・第2部』『変身』『メルシー、ポプラ』
脚本 ミュージカル『サラサとルルジ』オラトリオ『鳳の花蔓』
バレエ作品 『メルシー、ポプラ』
作詞 『ぼくのおとうと』『赤い風』『せんせ』『シーラカンスの涙』『風と葦』『愛 1引き潮 2満ち潮』『道』『君在りてこそ』『みずいろのほほえみ』『羅針盤』 他多数。
合唱曲集『いのちのソナタ』
ルポ『消えなかった 消さなかった炎』(週刊金曜日)は反響を呼び、
英雑誌『TRIDENNT PLOUGHSHARES』に転載される。
日本ペンクラブ 鎌倉ペンクラブ 日本現代詩人会
宮澤賢治学会 鎌倉・賢治の会 各会員。

定価 2,200円(税込)