最新刊！！貝塚津音魚詩集『里山－イノシシのうた』

山風に吹かれて３つの心が入り混じり、拮抗する
けものの道と生きざま、ひとの暮らしとなりわい
そして、山野そのものの自然生態系のありよう
いずれも命という矛盾だらけの切実な真実だ
現代里山の現場から存在と関係性を問う渾身詩集
鎮魂と苦悩と風刺の中で、魂の叫びが優しく響く

獣たちと人間の
昔そこは境界線だった
里山は深山と里の中間にある
深山には霊魂が住んで居て
里には人間の淋しさが住んでいる
（詩「里山は」より）

＜貝塚 津音魚（かいづか つねお）＞
1948年5月13日生まれ、栃木県大田原市在住
栃木県立那須工業高等学校卒業（電気科）
シャープ（㈱）CRTテレビ・液晶テレビ品質管理を担当
2008年退職
現在、大田原市鳥獣被害対策実施隊（市非常勤として活動）
農水省野生鳥獣被害対策アドバイザー
鳥獣管理士1級（2019年NHKテレビ番組に出演）
栃木県生物多様性アドバイザー　栃木むらおこしプランナー
野生動物研究家
グリーン・ツーリズム インストラクター コーディネーター
既刊詩集
『若き日の残照』
『魂の緒』（第44回栃木県現代詩人会新人賞）
アンソロジー共著多数
所属：日本詩人クラブ・日本現代詩人会
栃木県現代詩人会・栃木県文芸家協会・文芸たかだ
詩誌「那須の緒」代表

定価2,200円（税込）