たいいりょう詩集『裏側にいけば』刊行しました!!

最新刊!!たいいりょう詩集『裏側にいけば』

最期だけは
人に 優しくしたい

最期だけは
鳥と 戯れていたい

(中略)

最期だけは
自分らしく ありたい
(詩「最期だけは」より)

あなたは、誰?
私は、ここにいる。
戦争の靴音が近づいてくる。
死は、日常の中にある。
気づかないのは、私だけ。
(詩「黒い影法師」より)

何の音が 聴こえる?
(中略)
君は ひとりじゃないんだ

耳をふさいでごらん
きっと 心の音が 聴こえるよ
(詩「耳をふさいでごらん」より)

<たいい りょう>
1972年 神戸市生まれ、静岡市在住。
関西大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業後、同大学院に進学。
27年にわたって、静岡県立美術館学芸員として勤務した。
途中1年間、広島県立美術館に派遣。
現在、療養中。
近年、詩の冊子を不定期に発表。
静岡県詩人会 会員

定価 2,200円(税込)