岡村直子詩集『ポケットの中の潮騒』刊行しました!!

最新刊!!岡村直子詩集『ポケットの中の潮騒』

失うことで得られるものがある
からだもこころも人の関係性も歴史や世界も
失いながらあれこれが深い所でつながる時間
見つめてみれば発見することばかり
聴こえてくるのは星の暮らしの波しぶき

小石ひとつ
いつものみやげに選んだ
聞いてみたい
キミはいつごろから
石ころと呼ばれるようになったのか
(詩「手のひらの石ころ」より)

静岡県在住のベテラン女性詩人の最新詩集です。人の生死と関係性、現代世界を見つめて、深いながらも親しみやすい詩世界です。

<著者略歴>
1942年5月静岡県生まれ、在住。法政大学日本文学科卒業。
静岡県文学連盟・日本詩人クラブ・日本現代詩人会 会員
詩誌「穂」同人
詩集『をんな』『帰宅願望』
著書『独眼流一石・杉村孝といふ男』『いしぶみの記 9条は死なない』

定価 1,650円(税込)