若宮明彦詩論集『波打ち際の詩想を歩く』刊行しました!!

最新刊!!若宮明彦詩論集『波打ち際の詩想を歩く』

漂着物が世界から打ち寄せられる
詩の心が人間から打ち寄せられる
それらを感受する詩人は地球史の詩想を奏でる
小さな石から奇岩まで、石狩湾から太平洋まで
地球科学の専門家でもある気鋭詩人が
現代詩に風を吹かせる

北海道の文化・文学シーンに欠かせない気鋭の詩人・研究者が久しぶりにまとめた詩論集です。著者はヨーロッパなど海外での研究実績も豊富で、詩文学を論ずる射程もひろく世界文学からカントリーミュージックにまで及んでいます。海と漂着物をキーワードに、人が生きる上での大切なものを近現代詩を通じて探るユニークな1冊。北海道だけでなく日本の現在の現代詩への言及が豊富に盛り込まれ、波打ち際の詩想と共に、読者はなかなか知る機会のないいまの詩の世界を感じることができるでしょう。

Ⅰ章 波打ち際を歩く
Ⅱ章 近代詩人から学ぶ
Ⅲ章 現代詩人から学ぶ
Ⅳ章 海外詩人から学ぶ
Ⅴ章 カントリー賛歌
Ⅵ章 現代詩アラカルト

<著者略歴>
若宮明彦  本名:鈴木明彦
1959年生まれ。北海道大学大学院理学研究科博士課程修了。理学博士。
現在、北海道教育大学札幌校教授。
既刊詩集『掌の中の小石』『風が空を思う時』『貝殻幻想』『海のエスキス』。既刊詩論集『北方抒情ー亜寒帯の詩と思想』。アンソロジー共編著『海の詩集』など。
北海道詩人協会賞、札幌文化奨励賞、北海道文化奨励賞受賞。
詩誌「極光」(小樽)、「かおす」(松本)同人、個人詩誌「Asgard」発行。
日本現代詩人会、日本詩人クラブ会員。
北海道文学館理事、日本現代詩歌文学館評議員、北海道詩人協会理事。北海道詩人協会賞選考委員長、さっぽろ市民文芸選考委員、文学岩見沢奨励賞選考委員、北海道新聞日曜文芸「詩」選者。

定価 2,000円+税