遠藤ヒツジ詩集『しなる川岸に沿って』刊行しました!!

最新刊!!遠藤ヒツジ詩集『しなる川岸に沿って』

まっすぐ歩けずに、気づけばずいぶんはぐれもの
ひびのどこかに忘れ去られた物事は、川原の小石
そんな石を、かすかに照らす言葉の光たち
無意識の流れがしなって、世界の岸に立っている

<元は一つの陸だったけれど
やがて不理解の大河がながれて
わたしたちは離された

でも大丈夫だ
橋はかかってる
水に浸かって
融けてしまう必要はない>
(詩「声と紙にかかる橋」より)

ポエトリーリーディングの世界でも現代詩の世界でも、いま注目の新鋭詩人です。
閉塞した世界に生きた言葉を発信する期待の星。
はぐれていったもの、忘れられたもの、そんな川原の小石を照らす詩の言葉。
空港と町工場と川のある町から生活感とほろ苦い青春の匂いがしてきて、それでいてアートの次元の繊細な表現が展開します。

<著者略歴>
1988年生まれ、東京都在住。
2015年より朗読活動を始め、2019年「ポエトリースラムジャパン」前橋大会で優勝。
現代詩の世界では2017年に日本詩人クラブ「新しい詩の声」優秀賞。詩誌「白亜紀」「指名手配」などに詩を発表。
現在、「ポエトリーリーディングオープンマイクSPIRIT」及び「アオサギ文化講座朗読ライヴ」を共催。日本詩人クラブ会員。
既刊詩集『橋渡り』『反照譜』。

定価 1,500円+税