盛会!詩朗読ライヴ西荻窪12.7.

しつづき~Heron&Sheep~詩朗読ライヴ
(第4回アオサギ文化講座 共催:羊目舎)
生きた言葉の新鮮な出会い、盛会!

2019年12月7日(土)18:00~21:00 アロハロコカフェ(西荻窪)にて満員御礼、盛会でした。
ポエトリーリーディングの世界、紙の現代詩の世界、ネット詩の世界。
この3者の交流を展望して、20代~70代までの多彩な面々が出席参加。
ゲスト3名、主催2名のほか、予約制にしたオープンマイク枠(10名)があっという間に事前に埋まってしまうというハプニング。
聴衆として参加してくださった現代詩の世界の方々も熱心に耳を傾け、詩の心で発せられた生きた言葉が時間いっぱい会場に響きました。
ゲスト朗読パフォーマンスのツワモノは、読んだ順に、三木悠莉さん、りゅうせいさん、GOKUさん(長野)。
本気度満点の臨場感で存在ごと表現された三木悠莉さんの言葉、切々としみじみと生死の深淵の心を神ボイスでつづったりゅうせいさんの言葉、親しみ深い語りかけの中にさりげなく深い思想性をもつトリのGOKUさんの言葉。みんな聴き入っていましたね。
オープンマイクがまた面白かったです。
トップバッターにふさわしい共感力で志と苦悩を語られた舟橋健さん、手づくり個人誌の繊細で独特の詩世界を朗読でも発信された原島里枝さん、圧倒的な面白さのおしゃべりの中に本物の諧謔風刺と批評性を見せてくれたどぶねずみ男。さん、ケータイ片手に初々しい心理物語のような詩世界を読んでくださった君嶋復活祭さん、社会的に弱い立場のひとりひとりの具体存在にスポットライトを当てられる味わい深い竹村啓さん、ズッコケトークでさりげなく詩集をアピールされながら来場者の目を見る立原一洋さん、朗読パフォーマンスにふさわしい独特の語りで心を表現されたユウキシキさん、紙に書かれた端正な詩作品を淡々といい声で読んでくださった祥天音さん、寅さん的な路上語りがはまっている感じで体ごと語りかけられた斉藤木馬さん、羊が出てくる代表作ともいえるとっておき作品を読んでくださったカミジョウミユキさん。
もうたっぷりいろいろ、これでもか、というほどの多彩なラインナップで、西荻窪の夜は心が熱くなりました。
共催の遠藤ヒツジさんの詩朗読パフォーマンスで始まり、佐相憲一の詩朗読で終わったこの会。
まさに、冒頭に掲げた、ポエトリーリーディングの世界、紙の現代詩の世界、ネット詩の世界、この3者の交信によって、何かが確実にスパークし、刺激も感動も喜怒哀楽もアート感覚も、この心の寒い時代に詩の心こそが大切なんだという生の展開が希望を生みました。
これで2回目の共催の盛会を受けて、Heron&Sheep(鷺と羊)、来年も何か仕掛けていきますので、乞うご期待!
ご参加ご来場のすべての皆さん、ありがとうございました!