盛会!!「ポエムが咲いた―日韓にかける虹の橋」

6月15日、アオサギ文化講座第1回が開催され、密度濃い詩の心と日韓の心の架け橋が深められました。講師の金・ウネさんが日本語と韓国語で朗読した詩は、日本の戦後詩で人気があり、人生後半に韓国語を独学して詩の架け橋となった茨木のり子、H氏賞受賞の在日コリアン詩人・崔華国、韓国の戦前の詩人で教科書にも載っている愛の詩人・金素月、そしてアオサギ代表・佐相憲一でした。特に金素月はまだ日本ではあまり知られていないので、特集のかたちで5篇朗読。普遍的な愛の詩の中に韓国人特有の感情の激しさがあり、一方で現代詩に通じるモダンな表現や社会への批評性もあるので、参加者からさまざまな感想が寄せられました。金さんが朗読する韓国語の響きは詩と言うかたちによってより光り、韓国語を習った方も初めての方も、それぞれに新鮮な印象を受けたようでした。参加者を交えての懇談では、韓国文化と日本文化の違いと共通性、不幸な歴史といまのぎくしゃくした政治関係をこえた国民同士の人間的交流の大切さなどが出され、また日ごろ詩に触れていない層と詩人たちとの出会いもあって、豊かな時間を共有しました。ご参加の皆さん、雨の中、お越しいただき、ありがとうございました!金・ウネさん、素晴らしい内容をありがとうございました!2次会では、アオサギ韓国旅行を企画してほしいという声も出ました!