植竹身和詩集『みどりごの夕暮れ~こころの周波数』刊行しました!!

最新刊!!植竹身和詩集『みどりごの夕暮れ~こころの周波数』
たとえば夕暮れの街の歩道橋
くれないになる直前の濃くなっていく空に
佇む背中を人恋しい風が包む頃
閉塞時代、命の叫びと願い、出会い別れる愛の風
あの頃の歌も、交流アルバムも、ハマの犠牲母子像も
屈折のこの世に生まれた魂と深くつながる時間
近現代詩の歩みから今日の巷へ新たな詩人の出現だ
あのひの そらには
だれが いて
あのひの そらには
なにが いて
憶えていたら
わかってたなら
とある こうえん
ある おや こ
とある ねむりの
その あたり
(詩「横浜市内のとあるオブジェによせて」より)
<植竹 身和(うえたけ みわ)>
1972年生まれ。
横浜詩人会 会員。
定価 2,200円(税込)