柏木咲哉詩集『ぼちぼちや』刊行しました!!

最新刊!!柏木咲哉詩集『ぼちぼちや』

硝子の瓶に
羽のない天使の絵を詰めて
海に流した……
それを拾った子の心に
かえって翼がくっきり映し出されるように
(詩「祈り」)

そんな時ゃあ
昆布茶でも飲んで
炭鉱節でも唄って踊れば
ホントに月も出て
たんこぶの痛さも忘れるかな
(詩「雨とたんこぶ」より)

しみじみ系にアハハ系とマジ系がミックスされた天才詩、待望の第2詩集。日常生活のユーモアとペーソスから世界平和まで、食のダジャレ詩からしみじみ愛の詩まで、短い中に発見が光る。

柏木咲哉(かしわぎ さくや)
1973年兵庫県西宮市生まれ、同在住。
既刊詩集『万国旗』(2017年コールサック社)
画集『メッセージ・ボトル』(2021年書肆ブン)
『一滴の宇宙』(2022年私家版〈しまうまプリント〉) 。
日本詩人クラブ会員。

定価 1650円(税込)