あさぎとち詩集『3000グラムの筆先』刊行しました!!

最新刊!!あさぎとち詩集『3000グラムの筆先』

壮絶な生のありようを内面深く掘り下げる詩の時間
痛苦の現実はその血でもって曼荼羅へと昇華される
めくるめく物語が個と類のメンタルをつなぐ海と湖
世界の死と再生に迫る現代輪廻詩集
北海道に出現した新たな詩の才能が地下へ飛翔する

西岸では人々が墓標を建てていた。こちらでいのち
がひとつ生まれたら、あちらでもいのちがひとつ生
まれる。白鳥はこちらへ何かを取りにくるのだ。だ
からヒトは一生かけてそれを尋ねる。長老の遺言で
土に植えられた林檎の種子は、芽生え柔らかな若樹
となり、青々とした葉をつけ太陽をめざし伸びつづ
けた。あす西岸から飛び立とうとする白鳥。それは
誰の鳥だろうか。天からの言いつけのように一羽ず
つ飛び立つ。昔からの慣わしを繰り返す。少年が一
羽と呼応したように。
(詩「林檎の芯が聴いた音」より)

<あさぎ とち>
1974年北海道生まれ、在住
既刊詩集
『水は器に合わせ形を変えるでしょう いつか思いもよらぬときに』
(2023年 土曜美術社出版販売)
所属
個人詩誌「everclear」主宰
日本詩人クラブ 日本現代詩歌文学館振興会 詩人会議
室蘭文芸協会  各会員

定価(本体2,000円+税)