あおい満月詩集『扉のむこうの鏡の声』刊行しました!!

最新刊!!あおい満月詩集『扉のむこうの鏡の声』

メンタルの森、青紫のしずく
他者とおのれがめまぐるしく入れかわる
心の時空の深いところ
切り刻み、包み込み、死んではまた再生し
鏡に映るあの月は何のシグナルか
ひたむきな生活に命の光をたぐり寄せながら
鮮烈に展開する世界、血がにじむ心の真実

近づいてきたその子を見たとき
たじろいだ

その少女は
私を死ぬほど陥れた
幼馴染の少女だった
少女は私を見た
その顔が私になる

(詩「顔」より)

あおい 満月(あおい みづき)
1980年 東京都生まれ、千葉県育ち、愛知県在住
所属
日本詩人クラブ 詩と思想研究会 「指名手配」「カナリア」「澪」
既刊詩集
『風の声 空の涙』(2020年 土曜美術社出版販売)

定価 2,200円(税込)