久保俊彦詩集『夜はまだ冷たいから』刊行しました!!

最新刊!久保俊彦詩集『夜はまだ冷たいから』
科学と実業と文化、精神と情緒
夢の扉を開けると
人びとが生きてきたこの世界といくつもの時代
自他混然とした内面宇宙がキャッチするもの
とびきりシニカルで、さりげなく優しい
ちょっぴりお茶目で博学な紳士の詩の心
遍在する声がこの夜に響いている
生物毒を有しているものがいるという
捕食や威嚇にも神経毒や出血毒を使い
変温動物だが寒くてもある程度適する
詩人のように奥で隠れていて
竹藪や砂漠の中にも生息する
(詩「毒について」より)
久保俊彦(くぼ としひこ)
1960年 5 月 東京生まれ、宮城県在住。
既刊詩集
『ベンヤミンの黒鞄―消えたパサージュ』(2017年 幻冬舎)
『過激な夢想家の桃』(2023年 土曜美術社出版販売)
所属
日本現代詩人会 日本詩人クラブ 横浜詩人会 宮城県詩人会 関西詩人協会
定価 2,200円(税込)