小山修一詩集『以下余白』刊行しました!!

最新刊!!小山修一詩集『以下余白』

手のひらのかたちをしたこころには
この世に生きてきた痛みの血豆
時代の苦味もせつないぬくもりも
とぼけたユーモアもしみじみ感慨も
思いは暮らす高原の自然のなかに深まる
批評の重みを軽妙な内省のうたにこめて

薄暗い空も
天城の山々も
僕を見ている
四方八方からの視線に
僕はたじろいでいる

たじろいでいる僕には
何も見えない
僕は何も知らなかった

(詩「夜明け」より)

<小山 修一(こやま しゅういち)>
1951年静岡県富士市生まれ、伊東市在住。
1969年高村光太郎の詩群に衝撃を受けて詩や短歌をつくる。
1971年「詩洋」社同人となり、主宰の前田鐡之助に師事。短歌結社「スバル」及び「白路」会員となる。
1977年西湘詩派(小田原詩人会議)結成に参加、詩誌「らせん階段」創刊。
1997年 岩漿文学会結成に参加、総合文芸同人誌「岩漿」創刊、発行人。
既刊詩集
『人間のいる風景』(2019年・コールサック社)
『風待ち港』(2021年・文化企画アオサギ)
『未:完成』(2023年・土曜美術社出版販売)
所属
総合文芸同人誌「岩漿」 詩誌「風越」 歌の詩篇「るら」
静岡県文学連盟 日本詩人クラブ 日本現代詩人会
日本音楽著作家連合 日本童謡協会

定価 (本体2,000円+税)